【カーナビに後付け】車載用地デジチューナーおすすめ10選｜フルセグチューナーも！

生活に欠かせないテレビの「地上デジタル放送」ですが、地デジ化が行われる前に取り付けられたアナログ放送のカーナビや外国車では視聴できず、物足りなさを感じる方も多いかもしれません。今回はそんな方におすすめの地デジチューナーをご紹介します。

地デジ対応のカーナビを購入する方法もありますが、価格や取り付け工程を考えると車載用地デジチューナーが手軽です。従来のカーナビであっても、車内で地デジ放送が見られ、長距離運転をされる方や、家族や友人とよく車に乗る方におすすめです。

今回はそんな車載用地デジチューナーの仕組みや取り付けについて解説していきます。また、地デジチューナーの選び方や最強おすすめ商品10選・フルセグチューナーの後付けなどもご紹介します。購入を検討している方はぜひ参考にしてみてください。

車載用地デジチューナーとは、名の通りカーナビで地上デジタル放送を視聴可能にする専用チューナーです。従来のアナログ放送搭載ナビを買い換えるには、価格が高く手間もかかるため、安価で手軽なチューナーの購入を推奨します。

チューナーだけで地デジを視聴できるのか不安な方も多いかもしれません。どういった仕組みで視聴可能になるのかを簡単に説明します。

出力端子は「HDMI」あるいは「RCA（赤白黄）」ケーブルがあり、地デジを映すモニターによって選択できます。電源は、シガーソケットから取れるものもありますが内部電源が基本です。アンテナは、薄型のフィルムアンテナをフロントガラスに貼り付けて地上デジタル放送を受信できます。地上デジタル放送に必要なミニB-CASカードと、操作ができるリモコンが備えられています。

カーナビでのテレビ視聴は、ワンセグから始まり2×2アンテナ、そして「4×4アンテナ」と進化しました。現在は4×4アンテナ機能が標準搭載されています。

2×2・4×4の違いは、チューナーとアンテナの数です。電波を受信をして視聴する地デジ放送は、受信感度が高いとよりいい画質で地デジを楽しめます。

「車が縦横どちらを向いているか」の違いだけでも、電波を拾う・拾わないの差が出るシビアな車内環境には、4×4アンテナが基本です。

地上デジタル放送は、日本各地の中継局から電波が発信されています。

そのため、都道府県をまたぐ長距離の運転をする際は、電波を受信できないなど地デジを視聴できない可能性・リスクが考えられます。そこで車の位置を自動で中継局と繋げてくれる「オートサーチ機能」は必須です。オートサーチ機能がなければ、映像自体が映らなくなるリスクがあります。

現在は、オートサーチが標準機能で搭載されていますが、搭載されていない場合は運転中にストレスが生じるので購入前に確認をしましょう。

従来のカーナビでのテレビ視聴に使用されていた電波はワンセグ放送ですが、画質も綺麗で動作も早いフルセグに切り替えられました。現在の車載用地デジチューナーはフルセグで視聴が可能ですが、中継局と中継局の電波が入らない間はワンセグ視聴しかできません。

しかしフルセグ・ワンセグの自動切り替えが搭載されているチューナーであれば、フルセグの電波が入らない場所でも視聴し続けられます。現在の車載用地デジチューナーには標準搭載で、純正の地デジチューナー搭載ナビと同じ仕様です。

カーナビのモニターに、車載用地デジチューナーを接続するのに必要なのが出力端子です。現在の地デジチューナーでは、デジタルの「HDMI」とアナログの「RCA」の2系統ケーブルが備えられています。

備えられているモニターによって、HDMI・RCAどちらかを接続するのか決まるため、事前に確認しておきましょう。最近のメーカー純正ナビでは「HDMIタイプE」を備えられているためその場合は、端子変換が必要です。

高い画質の映像を楽しみたい方には、「FUTURE（フューチャー）」の車載用地デジチューナーがおすすめです。フューチャーの車載用地デジチューナーは、フルセグのチューナーにも対応しており、美しく滑らかな動きの映像が特徴となっています。

また多くの便利機能を搭載しているのも特徴で、字幕の表示や言語切り替えにも対応可能です。受信感度の高い4コアを採用しており、オートでの選局にも対応しています。高画質かつ便利な仕様となっているので、気になる方はぜひチェックしてみてください。

「Pioneer（パイオニア）」は便利な機能を多数搭載した車載用地デジチューナーを種類豊富に取り揃えるメーカーです。パイオニアの車載用地デジチューナーは、4チューナーかつ4アンテナの、キャリア合成システムが搭載されているのが特徴となっています。

自動での放送局サーチや、ワンセグのオート切り替えといった便利な機能を備えているのはもちろん、映像や音声のノイズを最小限に抑制する機能も搭載されています。山道・ビル街・地下道などでも安定した映像を楽しみたい方には特におすすめです。

家電製品のイメージが強いの「Panasonic（パナソニック）」でも、車周りの電子機器が豊富に展開されています。中でも車載用地デジチューナーは、安定した受信感度の高さに定評があり、どんな場所でも放送を美しく視聴できます。

パナソニックの車載用地デジチューナーは商品種類が豊富なのも特徴です。ワンセグのオート切り替えや高感度受信など、便利な機能を搭載した商品が多様にラインナップされており、自分にぴったりの製品が見つかるので気になる方はぜひチェックしてみてください。

車載用地デジチューナーの後付けは、接続するケーブルが多く一見難しく見えますが、ETCを設置する技術があれば簡単です。詳しい手順は以下のとおりとなっていますが、難しく感じる方は、シガーソケットから電源を取れる製品を探すか、カー用品店などのプロに依頼をしましょう。

【車載用地デジチューナーの取り付け方法】

1. 設置場所を決め、ケーブルの配線を確認する
2. チューナーの裏側からRCAのケーブルをつなぐ
3. アンテナ線とリモコン受光部をセットする

また、地上デジタル放送以前に販売されていた中古車や外国車メーカーの純正ナビでは、チューナーを使っても地デジを本当に見られるのか、不安に感じる方も多いかもしれません。車用のHDMI「HDMIタイプE」を採用している場合はケーブルの変換が必要です。

車載用地デジチューナーを自分で取り付けるのが不安な方はカー用品を取り扱う業者に取り付けを依頼するのがおすすめです。車載用地デジチューナーの取り付けに対応している代表的なお店は、オートバックスです。

オートバックスの地デジチューナー取り付けサービスは、セグによって費用が異なります。ワンセグは 8,800円から、2×2フルセグは 9,900円から、4×4フルセグは 11,000円からとなっています。作業時間は車種によって異なりますが、90～120分程度を目安にしてください。

いざ車載用地デジチューナーを設置しても、受信感度の低さや映像の途切れに悩んでしまう方も多いかもしれません。実は車載用地デジチューナーは、使用環境を整えれば感度アップする可能性があります。

チューナーの受信感度を悪化させる要因としては、適切でない電気やGPS配線や車自体の構造が挙げられます。これらの場合は配線を見直したり、アンテナをテープで仮止めするなどして、車内での位置を固定したりするのがおすすめです。

また元からナビが装着されていた車の場合は、残っているアナログアンテナが電波感度を下げている可能性もあります。この場合は、該当のアナログ配線を完全に撤去し、その後に、新しい地デジチューナーを設置し直しましょう。

安い値段で購入したい方は中古の地デジチューナーをチェックしてみましょう。新品よりも低価格のため、コストを抑えて手に入ります。しかし、機能の劣化や一部のパーツが欠けている可能性があるため、購入はよく検討するのが重要です。

車載用地デジチューナーがあれば、車内でテレビの視聴可能です。大きさや強み・価格もさまざまで重視するポイントに合わせて製品を選べます。車内でテレビを楽しむために、本記事を参考に理想の車載用地デジチューナーを手に入れましょう。