洗車グッズおすすめ20選！初心者必見の必要な道具一式＆洗車のコツも！

ピカピカでキレイな外装の車は、見ていて気持ちが良く運転への気分も上がりますよね。愛車をキレイにするために定期的に洗車したいものです。しかし洗車グッズにはさまざまな種類があってどれを選べばいいのか迷ってしまいませんか？

適切な洗車グッズを選ぶためには、そもそも「なぜ洗車が必要なのか」を理解しておく必要があります。なぜなら洗車は見た目がキレイになるだけではなくさまざまなメリットがあるからです。このメリットを押さえておくと自分に必要な洗車グッズがわかってきますよ。

この記事では、愛車を大切に乗り続けるための洗車グッズについて、その必要性や正しい洗車方法を説明した上で洗車グッズの選び方を解説しています。また、洗車グッズのおすすめ商品も紹介しているのでぜひ参考にしてください。

車の汚れは、砂・ほこり・花粉・鉄粉などさまざまですが、これらを放置しておくと車にキズがつきやすくなり、キズ部分から錆が発生しやすくなってしまいます。そのため洗車は外装をきれいして劣化を防ぐための重要なカーケアと言えます。他にも以下のようなメリットがあります。

セルフ洗車は道具を揃えてしまえば、その後の出費を抑えられる点が魅力です。洗車機もシャンプー洗車だけなら1回300～600円程度ですが、長い目で見るとセルフ洗車の方が断然コストパフォーマンスに優れています。

また、洗車機での洗車はワイパーやドアミラーの細かい部分までうまく洗えないことがあります。セルフ洗車では隅々まで自分でチェックして、しっかりと汚れを洗い流すことができます。

車の細かい部分までしっかり洗えるセルフ洗車をすることによって、外装のキズに気づきやすくなります。車の外装は、壁や障害物に接触した覚えがなくても、知らず知らずのうちにキズがつくことも。早い段階で気づいて対処できれば錆の浸食を防ぐことにも繋がります。

キズだけではなく、冷却水漏れ・タイヤの摩耗・異臭など車の異常に気がつきやすくなるのもメリットです。

初めてセルフ洗車をする人は、ここで解説する洗車手順や洗車頻度についてチェックしておきましょう。誤った洗車をすると車の外装にキズを増やしてしまうので、特に洗車手順についてはしっかりと押さえてください。

ここでは、カーシャンプー(ノーマルタイプ)を使った洗車の手順や注意点を下にまとめています。

1. ボディのホコリやゴミを水で洗い流す
2. 空のバケツに先にシャンプーを入れた後で、水を入れる(※水の勢いで泡立てる)
3. スポンジ・ブラシ(※ボディとタイヤ/ホイールで使い分ける)に泡をつけて洗う
4. 水で洗い流す
5. タオル・マイクロファイバークロス(※ボディとタイヤ/ホイールで使い分ける)で水気を拭き取る
6. コーティング剤やワックスを塗る

上記の手順や※印の記載は、洗車によって余計なキズを増やさないために大切な事柄です。また汚れはカーシャンプーの泡の力で落とすので、強く擦らないようにしましょう。

コーティング剤やワックスの状態などによって適切な洗車頻度は異なります。カーワックスの場合は効き目が大体1ヶ月のため、月1回の洗車が一般的です。コーティング剤が効いている場合は、カーシャンプー不要で水だけで汚れをきれいに落とせるケースもあります。

融雪剤が散布された道路を走行したり汚れや虫の死骸がついた場合には、その都度洗車するようにしましょう。

カーシャンプーにはさまざまな製品があり、選ぶ時にはパッケージの説明書きをよくチェックする必要があります。ただしおおまかには下に解説する3タイプに分けられるので、自分の用途に合ったタイプで探すと商品選びが簡単です。

ノーマルタイプのカーシャンプーは泡立ちが良く洗浄力に優れています。ノーコンパウンドなので、ボディに影響を与えず、通常はボディカラー全色対応です。日常使いのカーシャンプーとして持っておきたいタイプと言えます。

また、1000ml以上の大容量であることが多く、コストパフォーマンスの面でもお得なシャンプーです。

ワックスインタイプのカーシャンプーは、洗車と同時に撥水効果やツヤ出しなどのカーワックスの効果も得られます。他のタイプとは異なり洗車後のワックスは不要になるので、時短で作業したい人におすすめできます。

ボディカラーは指定されていることが多いため、パッケージをよくチェックして間違えないように選びましょう。

水垢取りタイプは、コンパウンドの入ったシャンプーです。ノーマルタイプでは取りきれない頑固な汚れや水垢汚れをきれいに洗い流すことができます。ただし塗装面を研磨するため、多用したり強く擦ると外装を傷めてしまいます。

頑固な汚れが目立ってきた時や古いコーティングもまとめて落としたい時など、使いどころを選ぶ必要があります。

洗車にホースを使うと効率よく時短できるのはもちろん、流水の力で汚れを落とすことで洗車キズを増やしません。ホースは車に届く長さを選ぶことが大切で、軽・普通乗用車で最低15mは必要です。水圧をかけたりシャワーにしたりと、水の出方を変えられるノズル付きだと、より効率的な作業が期待できます。

洗車スポンジは車体にキズをつけない柔らかい素材を選ぶことが大切です。おすすめの素材にはソフトウレタン・セルロース・PVAなどがあります。いずれも柔らかいからと言ってゴシゴシ擦らず、あくまでもシャンプーの泡の力や流水で汚れを落とす意識が大切です。

またグローブ型のタイプもあり、細かい箇所を洗浄する際に使いやすく、キズがつきにくいムートン製のものが人気です。

カーシャンプーをしっかり泡立てるためにバケツも重要なツールと言えます。容量が小さいとシャンプーの泡が足りなくなってしまうので、10L以上の容量のバケツがおすすめです。

なお、拭き上げ作業時にタオルについた汚れを落とす時にもバケツを活用するようにしましょう。汚れがついたタオルで拭くと車体にキズをつけてしまいます。

拭き上げ作業は摩擦によるキズのリスクを減らすために、柔らかい素材であることが大切です。加えて、同じ箇所を何度も拭くことがないよう吸水性に優れていることも外せないポイント。

マイクロファイバークロスが主流ですが、摩擦を抑えたスポンジクロスもあります。スポンジやブラシと同じく、ボディ・タイヤ/ホイールで使い分けるようにしましょう。

セルフ施工ができる市販のコーティング剤は、カーワックス・ポリマー系・ガラス系の3タイプに分けられます。それぞれ持続性やツヤ感など特徴が異なるので、解説を参考にした上でチェックしましょう。

油脂系コーティングとも言われるカーワックスは、カルナバ蝋を主成分とし、光沢と撥水効果に優れています。ただし、効果は概ね1ヶ月程度で熱や雨で流れやすいデメリットもあります。

研磨剤を含まない固形タイプは深みのあるツヤが魅力ですが、作業はコツが必要です。研磨剤を含むハンネリタイプは作業がしやすく、汚れ落とし効果やキズを埋めてくれる点がメリットです。

フッ素やシリコンといった高分子体化合物で被膜を作るポリマー系コーティングは、コストパフォーマンスの良さとツヤ出し効果が特徴的で、ワックスよりも持続性に優れています。製品にもよりますが効果は2～3ヶ月程度で一回程度の雨でも流れ落ちません。

作業難易度も簡単で初心者にもおすすめできる点も魅力的です。

ポリマーにガラス繊維を加えたガラス系コーティングは、ポリマー系コーティングよりもさらに耐久性・光沢・持続性に優れています。3～6ヶ月は塗り直しの必要がなく、作業難易度も簡単な製品が多いです。紫外線や防汚効果があるのも魅力です。

より強度の高いコーティングに「ガラスコーティング」があり、ガラス系コーティングと名前が似ていますが、こちらは作業難易度が高く、業者依頼するのが一般的です。

ブラシの利点は、スポンジでは落としきれない細かい隙間の汚れを落とすことができる点です。ただしナイロンのような固い素材のものは強度の高いタイヤのみOKで、ボディやホイールにはNGです。

ホイールの表面もキズがつきやすいため、柄のついた柔らかいスポンジブラシがおすすめです。柔らかいブラシ素材には、他に馬毛やムートン製のものもあります。

車の天井を洗車する時に脚立があると、作業性が向上して便利です。ルーフに手が届く高さがあれば十分で、安全ロックがついているものがおすすめです。

脚立は天井部分のキズを確認したり、コーティングやワックス作業にも役立ちます。冬場の積雪時には車の雪を下ろす際にも活躍するなど、意外と重宝するツールです。

洗車をするための環境や道具が整っていない場合には、水なしで使用できる洗車グッズもあります。代表的なものにウェットシートがあり、汚れを落とすだけでなくワックス効果が得られるものもあり、手軽で便利です。

他にも車の拭き上げ時に便利な水切りワイパーや虫の死骸の除去ができる虫取りクリーナー、洗車キズの原因にもなる鉄粉を除去するための粘土などさまざまな便利グッズがあります。

コスパを重視するなら、洗車時に使うアイテムをひとまとめにしたセット商品を選ぶのもおすすめです。商品によってセットの内容をしっかりチェックする必要がありますが、初めてセルフ洗車をする人ならお得になる可能性が高いです。

業者による手洗いをお願いした場合の洗車料金の相場は、車格にもよりますが概ね1,000～4,000円前後が一般的です。セルフ洗車や洗車機よりも費用がかかってしまいますが、一方で細かい箇所までしっかりキレイにしてくれ、キズもつきにくくコーティングもムラがありません。

普段はセルフ洗車を行い、特別美しい仕上がりを求める時にはプロに任せることを選択肢に入れるのもいいですね。なお、プロに任せた時の作業時間は25分程度が一般的ですが、混雑具合や車の大きさにも左右されるので、時間には余裕をもっておきましょう。

洗車機では必要に応じてコースを選びますが、簡単に汚れを落とすだけなら水洗いやシャンプー洗車(300～600円程度)で十分と言えます。これに、より頑固な汚れを落とす高圧洗浄・ワックス効果・コーティングといったオプションを追加するごとに料金は高くなります。

汚れ落としからコーティングまで一度に行いたい場合は、それらがまとめて含まれているコースメニューを選ぶのがおすすめです。店舗によってコースの内容や料金は異なりますが、コーティングまでできるコースメニューの相場は2,000～2,500円前後です。

車の状態に合った洗車グッズを使って適切な洗車をすることで、愛車を長くきれいに保ち続けることができます。時短で作業できるアイテムや簡単にできるコーティング剤なども活用すれば、手間もかかりません。この機会にぜひさまざまな洗車グッズを検討してみてくださいね。