【2023年最新】パーツクリーナーおすすめ12選｜種類も解説！

自動車やバイク・自転車のパーツ洗浄に用いられるパーツクリーナー。主に石油系の有機溶剤を使用しているため、普通の洗剤よりも洗浄力が高く、ブレーキ周りや金属パーツなど汚れやすい部分を簡単に洗浄できます。

パーツクリーナーには速乾・中乾・遅乾の3タイプがあり、製品ごとに乾き方や成分が異なります。多種多様のパーツクリーナーがさまざまなメーカーから販売されていて、どの製品を選べばいいのか迷う人も多いことでしょう。

そこで今回は、パーツクリーナーの選び方や安全性と信頼性の高いパーツクリーナーのメーカーを解説します。さらに、おすすめ商品12選も紹介するので、ぜひ最後まで読んで愛車の洗浄にぴったりのパーツクリーナーを見つけましょう。

パーツクリーナーとは自動車のブレーキ周りや金属パーツを洗浄するアイテムです。一般的な洗剤より油汚れがきれいに落とせます。また、自動車やバイクだけでなく、整備に使用する工具もきれいに洗浄できます。パーツクリーナーはさまざまなシーンで活躍するアイテムです。

パーツクリーナーの成分はヘキサンやエタノールなどの有機溶剤と、ブタンというスプレー噴射剤で主に構成されています。ヘキサンやエタノールなどの有機溶剤を噴射剤で勢いよく噴射し、効率よく油やカーボンの汚れを除去します。

メーカーや製品によって含まれる成分に差異はあるものの、油汚れを落とす用途そのものは変わりません。火元の近くに置くと引火する恐れがあるため、扱いには十分注意が必要です。

パーツクリーナーは一般的な洗剤と異なり、油やカーボンによる汚れを落とせることが特徴です。パーツクリーナーの使い方はとても簡単です。油やカーボンの汚れを落としたい部分に直接スプレーして、布やブラシで汚れを拭き取るだけです。

パーツクリーナーは塗装していない金属部分に使えます。アルミや鉄、ステンレスなどあらゆる金属に使用することができます。逆に、塗装している部分にパーツクリーナーは使ってはいけません。どの素材に使えるかは製品にもよりますので、使用前に確認してください。

パーツクリーナーを選ぶときにはさまざまなポイントがあります。速乾性・中乾性・遅乾性などの乾き方やパーツクリーナーで洗浄できる素材の違いに着目しましょう。ポイントを押さえて、自分が使いやすい最適なパーツクリーナーを見つけてください。

パーツクリーナーの乾燥速度には、速乾性・中乾性・遅乾性の3タイプがあります。乾燥速度によって用途が異なるので、用途に合わせてパーツクリーナーを選びましょう。全体的な手入れをする速乾性と、じっくり汚れを浮かせる遅乾性の両者を使い分けることで効率的に洗浄できます。

速乾性パーツクリーナーは噴射するだけで油汚れを溶かし、同時に吹き飛ばしてすぐに乾きます。手軽かつ簡単にお手入れできることが特徴です。軽度の油汚れには速乾性パーツクリーナーでのお手入れが向いています。

また、手軽に洗浄できるため、普段使いのパーツクリーナーとしても最適です。さっと掃除したい場合は速乾性パーツクリーナーを選びましょう。

中乾性バーツクリーナーは洗浄と乾燥のバランスがよく、作業効率に優れたタイプです。速乾性パーツクリーナーと遅乾性パーツクリーナー両方の特徴を兼ね備え、汚れの落ち具合を見ながら作業することができます。ブレーキ周りや各種機械部品のパーツ洗浄におすすめです。バランスよく自動車の油汚れを洗浄したいときに使いましょう。

遅乾性パーツクリーナーはすぐに乾かず、有効成分が汚れにしっかりと浸透します。浸透した有効成分が油汚れを内側から分解するので、ガンコな汚れでもしっかりと落とすことができます。速乾性パーツクリーナーでは落とせない油汚れには、遅乾性パーツクリーナーを使用しましょう。他にも、チェーンの汚れを落とすのにも便利です。ゆっくり乾燥するのでチェーンをぐるぐる回しながら汚れを洗浄できます。

パーツクリーナーは基本的に金属用ですが、製品によってはプラスチックやゴムにも使用できます。パーツクリーナーの用途が決まっている場合は、購入する前に使える素材をしっかりチェックしましょう。金属用とプラスチック・ゴム用の両方を揃えておくのもおすすめです。

金属用パーツクリーナーは主に塗装されていない金属部分に使用するアイテムです。金属面に付着した油やカーボンの汚れを落とします。金属以外のゴムやプラスチック、塗装面に使用すると溶けてしまうことがあるので注意しましょう。

主に自動車のホイールやブレーキパッドなどを洗浄するときに使います。金属用パーツクリーナーには錆を防止する働きもあるため、自動車やバイクの整備には欠かせません。

プラスチック・ゴム用パーツクリーナーはブラスチックやゴムを傷めずに使用できます。金属とプラスチックの混合パーツにも使用できるため、幅広い部分を洗浄できます。

しかし、プラスチック・ゴム用パーツクリーナーは金属用パーツクリーナーに比べて洗浄力が落ちる傾向にあります。ガンコな汚れには向いていませんので注意しましょう。

乾燥の種類や使える素材以外に、ノズルの形状や機能性に注目してパーツクリーナーを選ぶと作業効率がアップします。逆噴射できるタイプ・折りたたみ式タイプ・2WAYタイプなどさまざまなノズルがあるので、使い方に合わせて選びましょう。

逆噴射ができるパーツクリーナーは使い勝手がいいのでおすすめです。狭い場所でパーツクリーナーを使用するとき、逆さまで噴射できると便利なことが多くあります。逆噴射可能なパーツクリーナーはスプレーを逆さまの状態で噴射できるため、場所を選ばずに使用できます。

折りたたみ式ノズルは折りたたんで収納でき、ノズルの紛失の心配がないので安心です。車に常用したいなら、収納がコンパクトになる折りたたみ式のズルがおすすめです。

2WAYタイプのノズルは広範囲と狭い範囲への噴射を自在に切り替えられます。ノズルを上げ下げするだけで切り替えられるので、使い勝手が良く人気があります。

パーツクリーナーの汚れを落としてくれる成分は有機溶剤です。同じ容量のパーツクリーナーでも有機溶剤の含有量に違いがあります。パーツクリーナーの主成分であるヘキサンの含有量が多いほど洗浄効果は高く短時間で効果が発揮されます。

パーツクリーナーのラベルをチェックして、有機溶剤の含有量が多い製品を選ぶのがおすすめです。有機溶剤の含有量が多いパーツクリーナーは比較的高価ですが、コストパフォーマンスと作業効率を考えれば見合った価格といえます。

パーツクリーナーは大切な愛車を洗浄するためのアイテムです。そのため、高い信頼性や安全性が求められます。知名度が高く信頼性の高いメーカーのパーツクリーナーなら安心して使用することができるのでおすすめです。

KURE（呉工業株式会社）は東京目黒区に本社を置く自動車関連用品メーカーで、化学製品の製造から販売まで行っています。パーツクリーナーに関しては、幅広い世代に愛用される製品をリリースしており、多くの支持を集めています。

速乾性・遅乾性のパーツクリーナーや混合パーツに使用できる製品まで幅広く製造・販売しています。信頼性と安全性を求めるならKUREブランドがおすすめです。

1972年に創業したWAKO’S（和光ケミカル）は、40年以上にわたって潤滑油を主としたケミカル製品の総合メーカーとして多くの製品をリリースしてきました。和光ケミカルはパーツクリーナーもリリースしており、その信頼性と高い洗浄力から多くのファンを獲得しています。高品質のパーツクリーナーを求めるなら和光ケミカルは有力な選択肢の1つです。

AZ（エーゼット）は潤滑油やケミカル製品を製造・販売している日本のメーカーです。非塩素系溶剤を主成分とした安心してパーツクリーナーをメインにリリースしています。ブレーキ装置の軸受けやギア、チェーンなどの機械部分の油汚れを強力に落とせます。

噴射が強力なパーツクリーナーや逆噴射可能なパーツクリーナーなど、機能性にこだわった製品を取り揃えています。機能性に注目するならおすすめのメーカーです。

パーツクリーナーは汚れの度合いや用途によって使い分ける必要があります。何本か異なるタイプのパーツクリーナーを持っていると愛車の洗浄もはかどること間違いなし。洗浄の作業効率を高めて愛車をピカピカにするため、最適なパーツクリーナーを選んでください。