【2023年最新】ガソリン携行缶のおすすめ8選｜バイク用もある！

ガソリン携行缶は車やバイクのガス欠や災害時などに備えてガソリンを持ち運ぶために必要なアイテムです。バイクの場合は、万が一のガス欠に備えてガソリン携行缶をバイクに取り付けるケースもあります。

ガソリンは消防法で危険物に指定されているので、誤った方法で持ち運ぶと思わぬ事故の原因になることがあります。そのため、ガソリンを持ち運ぶ際は必ず携行缶を使用して適切に取り扱わなければなりません。

そこで今回は、ガソリンの持ち運びに必要なガソリン携行缶の種類・使用する上での注意点とともに、選び方やおすすめメーカー、おすすめ製品8選を紹介します。ガソリンを安全に持ち運ぶために、本記事を参考に適切な持ち運び方法とガソリン携行缶を理解しましょう。

ガソリンは引火点が低く、マイナス40度でも気化します。つまり、常温でも気化するため、ちょっとした火花でも引火して爆発的に燃える可能性があります。石油用のポリタンクも静電気が発生しやすいため、ガソリン携行缶として代用することは消防法で禁止されています。

ガソリンは引火しやすいこと、そして近年ガソリンを使った放火事件も発生していることなどから消防法で運搬方法が規制されています。携行には消防法で指定された容器を使用する必要があります。

セルフのガソリンスタンドでは、通常車やバイクへの給油は自分で行えます。しかし、ガソリン携行缶へ利用者が給油することは消防法で違法とされているため、セルフスタンドであっても必ず販売員に給油してもらう必要があります。

ガソリンを入れる前の携行缶は、フタを開ける前にエア抜きが必要です。また、ガソリンを入れた後の携行缶は高温の場所や直射日光が当たる場所を避け、日陰で涼しい風通しがいい場所に保管することも重要です。

ガソリン携行缶は形状や素材の違いによって複数の種類に分けられます。用途や保管したいガソリン容量などによって使い分けましょう。

ガソリン携行缶で最も多いのが、金属タイプです。形状のバリエーションも多く、少量のガソリンを運びやすいボトルタイプや安定して設置できる横長タイプなどがあります。一般的な金属製ガソリン携行缶は、最大60Lまで運搬できます。

同じ金属製のガソリン携行缶でもドラム缶タイプの場合はサイズも大きくなり、最大容量は250Lまでと定められています。ドラム缶タイプは大容量なので運搬には向いておらず、主に農機具に使用する燃料運搬に用いられます。

ボトルタイプのガソリン携行缶は、1L程度のガソリンを持ち運べるバイクや発電機、チェーンソーなどの燃料運搬に適したサイズです。ボトルタイプは金属製の携行缶にもありますが、アルミ素材を採用したタイプも販売されています。アルミ素材の携行缶は金属製よりも軽量なので、金属製のガソリン携行缶が重すぎるという場合にもおすすめです。

高密度ポリエチレン製のポリタンクは気密性が高いので、ガソリン携行缶として使用可能です。金属よりも軽量で錆びることもなく、持ち運びしやすいのがメリットです。ただし、耐久性は金属製には劣るため、取り扱いに注意が必要です。また、高密度ポリエチレン製ポリタンクの容量は最大10Lと定められており、運べる容量が少ないことをあらかじめ把握してください。

ガソリンを安全に持ち運ぶためには、携行缶選びが重要です。以下で紹介するポイントに沿って、ガソリン携行缶を選びましょう。

消防法で危険物に指定されているガソリンを運ぶためには、容量や素材などの基準をクリアしたことを示す「適合マーク」が付いた携行缶に入れることが法律で定められています。適合マークは、「KHKマーク」「UNマーク」「JSDAマーク」の3種類が存在します。

異なる基準や規格に適合していることを示すものですが、いずれも消防法の基準をクリアしています。ガソリン携行缶を購入する際は、必ず上記3種類のいずれかの適合マークがあるかどうかを確認しましょう。

ガソリンは携行缶に入れている状態であれば基本的に問題はありませんが、内部では圧力が高くなっていることがあります。圧力が高い状態でキャップを開けると、ガソリンが噴出する恐れがあり危険です。ガソリンの噴出を防ぐために、ガソリン携行缶を開ける前には必ず「エア抜き」を行って内圧を下げてください。

エアー調整ネジが付いている携行缶なら、ネジを回すだけで内圧を下げ、安全にキャップを開けられます。エアー調整ネジがなくてもエア抜きはできますが、安全性を重視するならエアー調整ネジ付きの携行缶がおすすめです。

大容量のガソリンが入る金属製の携行缶は、空の状態でも重量があります。容量が大きい携行缶にガソリンを入れるとさらに重量が増し、扱いにくくなります。アウトドアや農機具用で扱いやすさを重視するなら、ポリタンクでも対応可能な10L程度の容量が最適です。

災害時に備えてガソリン携行缶を用意する場合なら5L、バイク用の携行缶なら持ち運びやすさも重視して1L程度の容量が適しています。

ガソリン携行缶は、さまざまなメーカーから販売されています。その中から、安全にガソリンを取り扱える携行缶を販売するおすすめのメーカーを紹介します。

アメリカのメーカー「No-Spill（ノースピル）」は、主にプラスチック製の携行缶を販売する専門メーカーです。ガソリン携行缶は3種類のサイズがラインナップされており、いずれもキャップ上部のプッシュボタンを押すだけで給油できるのが特徴です。No-Spillの製品は国際規格に適合しているので、日本国内でもガソリン携行缶として安全に使用できます。

「X-EUROPE（クロスヨーロッパ）」はバイク用品を取り扱うメーカーです。ガソリン携行缶は金属タイプを取り扱っており、横向きで安定感があるタイプを多数販売しています。また、バイクと一緒に持ち運びやすいボトルタイプの携行缶も揃っているので、バイク用の携行缶を選ぶ際はぜひ検討したいメーカーです。

「GARAGE ZERO（ガレージ・ゼロ）」は現在「ヒロバ・ゼロ」という名称で車やバイク用品を取り扱っています。さまざまな素材や容量、形状の携行缶を揃えているのが特徴で、用途や使用目的に合ったガソリン携行缶を選びやすいメーカーです。携行缶専用のエアー調整ネジやノズルなどの付属品のラインナップも充実しています。

危険物に指定されているガソリンは、運搬・保管時に細心の注意が必要です。消防法の基準を満たしたガソリン携行缶を使用すれば、ガソリンを安全に取り扱えます。今回紹介したガソリン携行缶を使用して、安全にガソリンを持ち運びましょう。