エンジンオイルおすすめ19選｜世界最高のエンジンオイルって？モリグリーンの評判も

エンジンオイルはエンジン内部で循環させる目的で使用します。エンジン内部に使用されているピストンやシリンダーなど、さまざまな金属部品をスムーズに動かすために欠かせない重要なものです。

車を使うほど汚れがたまり、エンジンオイルも消耗します。汚れたエンジンオイルを使用し続けると車に不具合が生じるので、定期的な交換が必要です。カーディーラーやカーショップ、ガソリンスタンドでもオイル交換はやってもらえますが費用がかかります。

オイル交換費用を浮かせたいのであれば、自分で交換も可能です。とはいえ、エンジンオイルは、モリドライブやモービルなど非常に種類が多く、どれを選べばいいか迷う方も多いはず。そこでこの記事では、エンジンオイルの選び方と評価の高いおすすめ商品18選、エンジンオイル交換のタイミングを紹介します。

エンジンオイルはエンジンの中で循環しながら、金属部品の動きをスムーズにする潤滑油の役割があります。また、潤滑油以外にも金属同士の摩擦で生じる金属粉や汚れを除去して、エンジンを長持ちさせる役割も担っています。

エンジンオイルがないとエンジン内部の金属が摩擦で焼き付きを起こし、故障の原因につながります。また、車に乗るたびにエンジンオイルは汚れて酸化していくので、そのまま使い続けるとエンジン性能を維持できなくなり燃費が低下します。車種に合ったエンジンオイルを選び適度に交換をしていけば、車の性能を維持し燃費の向上にもつながります。

車種には軽自動車・普通自転車・トラック・バイクなど種類があり、さらに、車やバイクに乗る頻度は人それぞれに違いがあります。エンジンオイルの種類が多いのは、さまざまなニーズに応えるためでもあるのです。

エンジンオイルを選ぶ際、適当に選んでしまうとエンジンに負担をかける可能性があるので、必ず車種や用途に合ったものを選んでください。取扱説明書の「エンジンオイル交換」の項目に、車の粘度グレードと品質が記載されているので購入前に確認をおすすめします。

鉱物油ベースは原油から不純物を除去し精製したものです。3種類の中で最も価格が安いので、コスパ重視で選びたい方におすすめです。ただし、高レベルで精製されていないため、酸化しやすく劣化も早いのがデメリットです。交換頻度は高くなりますが、安いので気軽に利用できます。

化学合成油は原油を分子化させてから化学的に合成し不純物を取り除く高レベル精製されたものです。さらに、車の性能を高める添加材をプラスした高性能オイルとしても知られています。

3種類の中では最も価格は高めですが、劣化しにくく燃費向上に役立つので長い目で見るとコスパがいいのもポイントです。高級車やスポーツカーに向いています。

部分合成油は鉱物油に化学合成油を少量ブレンドしたものです。化学合成油＞部分合成油＞鉱物油の位置づけで、コスパと持ちのバランスを考えて選びたいときにうってつけ。価格もそれほど高くはないので、毎日車に乗る方や長距離走行が多い方に向いています。

エンジンオイルの粘度は、「○W-○○」と表記されています。「○W」の○には0～20までの数字が入り、数字が小さいほど低温時に強いのを意味します。オイルがサラサラしているので寒冷地向けですが、エンジンの保護性能は低いのを留意しましょう。

「○○」の方には20～60までの数字が入り、数字が大きいほど高温時に強いのを意味します。オイルが濃厚な分静寂性にすぐれ、エンジンの保護性も高いのが特徴です。夏やモータースポーツなどに適していますが、燃費が悪くなるので注意してください。

ターボ車はNA車に比べて発熱量が高く燃費が悪い傾向があります。エンジンを保護するためにも、ターボ車には粘度が高いオイルがおすすめです。また、発熱量が高いわりに熱の逃げ場がほとんどない構造のため、冷却力も求められます。ターボ車にはターボ車向けのエンジンオイルを選びましょう。

エンジンオイルの品質は規格で見極め可能です。規格にはいくつか種類があります。ここでは、一般的な規格である「API規格」と「ILSAC規格」について解説しますので参考にしてください。

API規格はアメリカ石油協会(API)・アメリカ自動車技術者協会（SAE）・アメリカ材料試験協会(ASTM)によって定められています。2桁の規格のうち、10の位はS（ガソリン車）・C（ディーゼル車）で、1の位はAが最もレベルが低く、アルファベット順に高くなっていきます。ガソリン車ではSNが、ディーゼル車ではCI-4が最も高いグレードです。（2021年4月時点）

ILSAC規格は日米の自動車工業会(ILSAC)によって定められており、先程紹介したAPI規格に省燃費性能が加えられたものです。ILSAC規格はGF-1がAPI-SHに相当し、GF-6まで設定されています。性能を重視して選びたいのであれば、GF-3以上がおすすめです。

エンジンオイルのメーカーによっても異なりますが、容量は1L・4L・20Lなどが販売されています。車種によっても、使用頻度によっても最適な容量が異なるので見極めるのが大切です。

交換頻度が高ければ大容量でも問題ありまませんが、交換頻度が低いと使用期限内に使い切れず劣化させてしまいます。使いきれないと無駄になるので、車種に合った容量と交換頻度で選んでください。

ディーゼル専用のオイルをガソリン車に使用するのは可能ですが、逆はできません。これは、ガソリン車用のオイルがディーゼル車専用のものほど洗浄能力が高くないからです。購入の際は、間違えたオイルを買わないように、注意して選ぶようにしましょう。

ワコーズは国内のエンジンオイルメーカーです。自社内に研究開発施設を持ち、日々研究と開発を行っています。さまざまな車種の研究をしており、街乗りからサーキット走行まで幅広い車種に対応しているのが特徴です。また、国産車以外に外車にも対応した商品が揃っています。

カストロールはイギリスのメーカーで、イギリス王室御用達メーカーとしても世界にその名が知られています。モータースポーツのスポンサーも努めており、世界最高と称される高品質エンジンオイルとしても有名です。車用以外にもバイク用や船舶用までラインナップが充実しているので、車種に合った最適な選択ができます。

モービルは航空機用のエンジンオイルを手掛けていたメーカーです。高い技術を活かして、モータースポーツのように過酷な環境にも耐えられる高性能エンジンオイルを発売しています。全体的にハイグレードな商品が多く、高級車を扱う国内外の自動車メーカーでもモービルのエンジンオイルが選ばれています。品質を重視して選びたい方におすすめです。

選び方がなんとなくわかっても、実際に購入するとなると迷ってしまいます。あれこれと目移りしてしまい選びきれないときは、純正オイルもおすすめです。純正オイルは自動車メーカーが性能を保証していますし、新車で購入したときと同じエンジンオイルを使用できます。決められないときは、純正オイルをチェックしてください。

早めに交換する分には問題ありませんが、まだ使えるのに交換するとコストがかかります。また、軽自動車やターボ車など、車種によっても交換目安が異なるため、車種や使用頻度で見極めるのが大切です。

軽自動車は各メーカーが、1年に1回、もしくは走行距離5,000kmを目安に交換を推奨しています。普通自動車（ガソリン車）では、3ヶ月～6ヶ月、または走行距離3,000km～5,000kmごとが目安です。ターボ車も普通自動車と同じですが、一般的な使用頻度を目安にしています。

ターボ車でサーキット走行をする場合は1レースごと、高速道路を走る頻度が多いのであれば、3,000kmごとが理想です。ただし、使用頻度やエンジンオイルの種類によっても異なるので、目安を参考にそれぞれにベストタイミングを見極めてください。

車種や使用頻度に合わせて最適なエンジンオイルを選ぶと、エンジンの性能が上がります。その結果、車も長持ちして燃費が向上するメリットも。紹介した選び方とおすすめ商品を参考にして、最適なエンジンオイルを見つけてください。